エリートの条件 柳沢幸雄
人は、何歳になっても自分自身を向上させていかなくてはなりません。その為には、まずは好きなことに没頭することが必要不可欠です。それが「エリート」になる為の第一条件となります。
「スポーツエリート」と「知的エリート」の間に大きな違いはありません。両者とも好きなことに没頭し、執着心を持って1つのこを続けてきた結果として「エリート」になりえたのです。
何かに「執着」できることこそが「エリートの条件」大学や会社などのポジションはその結果にすぎない。
何かに没頭し、その結果、成果を挙げることができるのは、その人ご特別な才能に恵まれていたからではなく、執着できる何かを見つけられたからなのです。
スポーツの世界、学問の世界に限らず、この世の中には様々な分野で、「エリート」すなわち「ギフテッド」たちが存在し、活躍しています。
未来のことを考える時、ぜひ心に留めておいてほしい2つのことがあります。それらは「トップダウン式」と「ボトムアップ式」という考えです。
知識や経験が増えてくると、最初に想定した「トップ」が変わってくることもあると思います。
変わるということは成長の証ですから、ためらわす自分が目指す「トップ」を新しくしていけばいいのです。
目的を定め、そこに向かって走る道を探りながらゴールを目指さない限り、周囲に選別されてばかりの人生を送ることになります。
どんな仕事をしたいのか、どんな人生を送りたいのか。「トップダウン式」で目標を定めていけば、おのすと今回をしなくてはならないのかが見えてきます。
「主体的な選択」こそが未来を切り拓く。
仮に今思い通りにならなくても、長い人生の中のたった1つの「開門」を突破できなかっただけと考えた方がずっといいに決まっています。
与えられた条件の中から常に「better selection」を心がけることで人生は必ず好転していく。
「褒める文化」は教育現場だけにとどまらず、社会全体に深く根ざしています。
褒めるということは、その行為を褒めることによって、「望ましい価値観を他者に伝えていく行為」でもあるということです。
褒める時は、「具体的な行動」について褒める。
自分で考えを見つけさせる。
分からないことについて何が分からないかしっかり説明できれば、すでに7割くらいは解決している。逆に「何が分からないか、わかりません」では、質問された側もどう対応していいのかわかりません。
子供の個性を伸ばす一番の近道は、とにかく好きなことに没頭させ、それを得意なものにさせることです。
得意なものが身につくと、それが子供の個性となっていきます。
誰でも褒められれば積極的になり、活動的に変わります。活動的になれば失敗をすることもあると思いますが、失敗から学ぶことは多いですし、失敗を経験しなければ成長は止まってしまうので、それを恐れてはいけません。
正しい「比較」と「認識」を行って褒めていけば、相手は必ず積極的になる。
ロールモデル「お手本」が現れれば、目標とする理想像を容易に描くことができ、成長に役立てることができるからです。
年齢の違う人との付き合いの大切さやロールモデルの存在の重要性は、何も生徒や学生だけに限ったことではありません。
「褒めて」「受け入れて」「部分否定する」という姿勢を繰り返していけば、ほとんどのケースでより良い成果を出せるように導いていけます。
自発性や執着心を育むのに、謙遜はいらない
考える力も前向きな姿勢も全ては「発言」から始まる。
学ぼうという気持ちさえあれば、学生であろうが、社会人であろうが、誰にでも共通することです。
学んだ知識や経験は決して無駄にはなりません。
自分の専門や仕事に直接関係ないことでも、興味のあるものはどんどん学んでいくと自分を褒めることにつながります。
環境や知識が自分を高めるのではなく、自ら学ぶ姿勢がそうさせる。
「人間到るところ青山あり」狭くなった視野を広げてあたりを一回り見渡してみれば、ほかにも面白いことはたくさんあるはずなのです。
大学院の大きな役目は、ただ単に知識を教えるだけでなく、どこに行っても応用の利く考え方や、それを具体化させるプロセスを学生たちに身につけさせることなのです。
知識の獲得は、何歳になっても決して遅くはありません。何故なら社会の方が変化しており、それに応じて新しい知識を身につけなければ生き残れないからです。こうした変化を恐れずに、それを実感しつつ、変化とともに自らも成長させていくことを心がけてください。
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